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慰安婦問題の様変わり

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黒田 勝弘

ソウルの日本大使館前には相変わらず〝反日ヘイト〟の慰安婦少女像が存在し続けているが、像をめぐる風景には様変わりが見られる。最強の反日団体だった慰安婦問題支援の「挺対協」を継ぐ「正義連」が主催する大使館前水曜集会では、彼らを「反日商売の詐欺師!」と糾弾する右派の集会の方が威勢がいい。

たとえば今週、集まった人数は前者が約40人で後者はその倍近い。しかも後者では韓国国旗とともに日章旗が盛んに振られていた。前日、ソウルでは慰安婦問題で強制連行説や性奴隷説を否定し〝真実究明〟を主張する日韓共同セミナーが開かれたが、大使館前での日本支持の日の丸登場など様変わりの象徴だろう。

ただこうした風景は韓国マスコミでは無視されている。セミナーには慰安婦問題の国内定説を否定する『反日種族主義』の著者、李栄薫元ソウル大教授やラムザイヤー米ハーバード大教授も支持のメッセージを寄せていたが、世論の〝反日思い込み〟の変化にはまだ時間がかかりそうだ。

一方、元挺対協代表の尹美香(ユン・ミヒャン)国会議員は日本で朝鮮総連主催の関東大震災100年記念集会に出席し世論にたたかれている。彼女が金正日(キム・ジョンイル)死去の際、弔電を送るなど親北朝鮮だったことは隠された事実。その正体暴露も状況変化の一断面といっていい。(黒田勝弘)

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