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韓国で「これは第2の太平洋戦争だ」、まさかの「NO JAPAN」が再び…! 韓国でなぜか「福島原発処理水」で“反日キャンペーン”の呆れた実態と、韓国「世論誘導」の“意外な現実”

習近平 “核汚染水デマ” で屈辱の敗北! 香港スシローは「70人待ち」大盛況、中国人民は反日外交を冷めた目で

中国人を受け入れたスウェーデンの顛末

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田中美蘭

韓国で「日本ネガティブキャンペーン」、再び!

2023年8月24日、ついに福島原子力発電所の処理水の海洋放出が始まった。

処理水の放出をめぐっては特に中国からの反発が強いが、じつは韓国においても最大野党で左派政党の『共に民主党』や市民団体による反発や抗議活動が行われている。

実際、処理水の放出を受けて『共に民主党』の党首・李在明(イ・ジェミョン)氏は、「これは第2の太平洋戦争だ」などと強い言葉で日本を非難したうえ、尹政権への批判を一層強め、国民へのアピールを必死に行っているのだ。

8月26日にはソウルの中心部である光化門(クァンファムン)広場で左派系市民団体による抗議デモが行われた。

さらに、8月24日には、大学生16名が処理水放出の抗議活動としてソウルの日本大使館に不法侵入しようとした疑いで検挙された。今回、摘発された大学生たちは「進歩連帯」という左派系市民団体の系列組織のメンバーであることがわかっている。「愛国」のリアル

韓国でデモの様子が映される時によく、制服の学生や大学生とおぼしき若者の姿が見られる。この多くは市民団体を通じて、奨学金や内申点の条件と引き換えにデモに参加しているパターンであり、決して韓国の学生や若者が率先して参加をしているわけではないということは少なくない。

昨秋にソウルの繁華街・梨泰院で起きた群衆事故をめぐっても、犠牲者の多くが若者であったことから、政府への批判糾弾のためのロウソク集会を「制服デモ」と称して中・高校生が中心となって行うと大々的に予告していた。しかし、結局のところは当初予想していたほどの人数も集まらず、話題にもならず、不発に終わったことも記憶に新しい。

また、左派系市民団体は「ロウソク連帯」に象徴されるように、補助金で北朝鮮を称賛する講演会を開いたり、書籍を配布するなど、親北寄りであることを問題視されている。

以前であれば大学生達の行動も愛国者のように称賛されていたかもしれないが、デモとあわせて「北朝鮮や中国に対してもこれぐらいの抗議活動をするなら、お前たちのことを信用してやる」などと冷ややかな声も聞かれるのである。

韓国で処理水及び、処理水に関連したデモの複数の記事を検索すると、そこに寄せられたコメントが日本に対する非難一色かと思いきや、意外にも「『共に民主党』の主張を鵜呑みにするべきでない」というものや、「またNO JAPANを始めるのか」といった客観的な意見も多かった。

テレビや新聞の一部の過激な報道を信じ込んでいる高齢者や『共に民主党』の支持者達は特に騒いだり、不安を増長しているが、若年層はネットなどで様々な情報を見聞きしていることもあってか、客観的に今回の事態を見ているのだろう。

かつての狂牛病問題や、4年前の文在寅(ムン・ジェイン)前政権での「NO JAPAN」、新型コロナの感染拡大の際に見られた「根拠なき」世論扇動が度々繰り返されてきたことに、矛盾や疑問を感じるようになった国民も増えたのではないだろうか。

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