「在日3世」の私が唖然とした能登地震で「韓国がまさか竹島抗議」の“信じがたい実態”と「反日プライド」の呆れた現実

2024年の幕開けは、能登半島の地震の一報から始まった。日本では地震感知後すぐ津波警報を発令したが、その発令方法をめぐって、まさか韓国左派からとんでもない“言いがかり”が出ていたことをご存じだろうか。 【写真】文在寅の「引退後の姿」がヤバすぎる…衝撃ショットを見る! 内容は日本気象庁が1月1日、「竹島」(韓国では独島)にも津波注意報を発表したことについて、韓国外交部が1月2日、「外交ルートを通じて日本側に厳重に抗議し、是正を求めた」というものだ。 韓国メディアでも、「これまで日本気象庁は独島が日本領土であるかのように各種の気象予報の地域に加え、批判を受けてきた」などと報じていたから、私は唖然としたものだ。 日本でも旭日旗問題で有名な誠信(ソンシン)女子大学の徐坰徳(ソ・ギョンドク)教授もまた、ここぞと噛みついてきている。 教授は大手新聞の取材に対して、「日本気象庁では独島を竹島と表記し3年前から持続的に抗議してきた。独島に関する誤った認識が生じる恐れがある」と話している。呆れてモノが言えないとは、まさにこういう時のことをいうのだろう。
「反日」の先頭に立とうとする人たち
日本が正月から大きな震災にあっている中で、こういった無神経な発言をしている人たちには腹が立って仕方がない。国際法上でも竹島は日本の領土だからこそ、日本では警報を発令しているのだ。 反対に韓国では津波警報を竹島へ伝えてないというが、仮に竹島まで被害が出ていたら、この発言をしている人々は何と言っただろうかと思わずにはいられない。 今回の騒動を受けて、私の頭をよぎったのが朴槿恵政権時の2014年4月に起きた「セウォル号」の沈没事故である。 あの時、事故をいち早く察知した日本の海上保安庁は救助の申し出をしていた。だが、災害、事故に慣れない韓国では「セウォル号」事故を軽視し、被害は甚大なものなった。 そうした「セウォル号」事故の経緯を韓国人は忘れてしまったのか。今回の津波警報に言いがかりをつけるこの発言こそが、人命よりも思想、反日プライドをいまだに重んじていると感じてしまうのは私だけであろうか。 それがいつも「反日」の先頭に立とうとする者たちの発言なら尚更だ。
一番大切なこと
人命を軽視して、政治利用が優先されることはあってはならない。 そのたびに、私は怒りを感じるとともに、失望を禁じ得ない。 隣国が被害に遭っているのだから、まずは手を差し伸べる。それが思想如何にかかわらず、なすべきことだというのは当たり前のことではないのかと思うのだ。人命以上に領土問題や反日プライドが先行して良いわけはない。 時に領土問題を話す政治家、専門家たちには、まずは人命を尊重するところから学んでほしいと思ったのは私だけではないだろう。 さらに連載記事『2024年、韓国「反日不買」が“大復活”する「悪夢のシナリオ」が急浮上…! 2023年「日韓関係」が改善のウラで、2024年「韓国総選挙」で“反日ブーメラン”の巨大リスク』では、いま韓国で起きている“もう一つの異変”についてレポートしよう。現代ビジネス